詩仙堂 サツキ・紅葉・庭園

詩仙堂の魅力に触れよう。

詩仙堂の観光チェックポイント
◎文人・漢詩人の石川丈山(いしかわ じょうざん)が隠棲した山荘
◎詩家36人の肖像画と詩がある「詩仙の間」
◎白砂にサツキの唐様(からよう)庭園
◎僧都(そうず)の音が風流
◎サツキと紅葉が美しい

 

石川丈山(いしかわじょうざん)は京都の文人として勉学に勤しみ、
隷書・漢詩の大家であり、また煎茶(文人系)の開祖として知られています。
詩仙堂の名称は中国の詩家36人の肖像画を掲げた「詩仙の間」に由来。
肖像画は丈山が狩野探幽(かのう たんゆう) と尚信(なおのぶ)に描かせ、
それに丈山が各詩人の詩を書いて四方の壁に掲げました。

 

白砂にサツキの刈込が美しい庭も作庭の名手といわれた丈山の作。
庭には丈山が発明した僧都(そうず・鹿おどしのこと)があり、
竹筒がコンッと石を叩く風雅な音が時折こだまし風流です。

 

詩仙堂は一乗寺界隈きっての名所で、季節ごとの叙情をかきたててくれます。
春や紅葉以外の時期でも多くの観光客が訪れています。
どうぞ京都観光に訪れた際は、この詩仙堂をじっくりお楽しみください。

 

◇サツキの見ごろ………5月下旬
◇紅葉の見ごろ………11月下旬〜12月上旬

詩仙堂の見所

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詩仙堂というのは通称で、正式名は「凹凸窩(おうとつか)」。起伏が激しく、でこぼことした土地に建てた住居」という意味である。

 

詩仙堂は一乗寺山へ登る道の右手の高台にある。竹やぶに覆われた「小有洞」(しょうゆうどう)と呼ばれる狭く控えめな門をくぐり、石段を登る。中門の「中門(老梅関の門)」の額は丈山の筆によるもの。
玄関を入ると左側に詩仙堂の名の由来になった4畳半の部屋「詩仙の間」がある。「詩仙の間」の入口には詩仙堂の額を掲げ、四方の長押(なげし)上に掲げる中国の漢・晋・唐・宋代にわたる中国三十六詩仙の額は、昭和38年に復元された。
「詩仙の間」の隣には書院「頑仙祠」(がんせんし)がある。床の間には書の大家でもあった丈山の手による「福・禄・寿」の美しい文字が三幅の軸が掛けられている。この場所からの庭の眺めはすばらしい。
2階には「嘯月楼(しょうげつろう)」と呼ばれる大きな鐘楼があり、遠く東山を眺めることができる。丈山はここで東山の月を眺め、酒を飲んだり詩を吟詠したと伝わる。

 

毎年5月25日から数日間にわたり、「遺宝展」として丈山の遺品や書など多数の品々が一般公開されている。

 

■唐様(からよう)庭園
南面に開ける庭園は丈山好みという唐様庭園。白砂にサツキの刈り込みが美しく、東の隅の滝組から建物の南縁へ流れた水は、南に曲がって紅葉谷へ向かう。藤やツツジ、紅葉など四季折々の花が緑と白砂によく合っている。
斜面の下には丈山が考案したといわれる僧都(そうず)を設けている。閑静な山の空気を破ってあたりにこだまする僧都の音は心に染み、観光で訪れた人を丈山の世界に引き込ませてくれる。背後の舞楽寺(がぶくじ)山の山頂に丈山が自ら建てた墓がある。

 

【僧都・そうず】
添水とも書く。一般的に鹿(しし)おどしのこと。竹筒の中央を固定させ、筒に水を引き入れて、水の重みによって傾きその弾みで石を打ち音を出す仕掛け。
その音でイノシシや鹿を追い払ったものといわれ、「鹿おどし(ししおどし)」ともいう。丈山の僧都(そうず)はそれを庭園に取り入れた初めてのもの。

 


詩仙堂の歴史

寺号は丈山寺(じょうざんじ)。寛永18年(1641年)に草庵が完成。曹洞宗の寺院となったのは昭和41年(1966年)である。建物や庭園は江戸中期に改築され、また昭和42年に大改修され昔日の面影を取り戻した。

 

◎石川丈山(いしかわじょうざん)
丈山はもともと三河の武士で名前は石川嘉右衛門重之(いしかわかえもん しげゆき)。
徳川家康に仕えていたが軍規違反に問われて徳川家を去った。その後、京都に隠棲した。林羅山などと親交があり、儒者である藤原惺窩(せいか)の門に入って漢学を修める。一時期、広島に住んでいた時期があるが、母の死をきっかけに再び京都に戻り詩仙堂を建てた。54歳の寛永13年(1636年)に詩仙堂を造営し、90歳で亡くなるまでこの草庵で約30年暮らしていた。
草庵には文人墨客の訪問が多く、丈山が亡くなった後も林羅山や尾形光琳(こうりん)の弟の乾山(けんざん)などが訪れている。

詩仙堂の拝観時間・拝観(入場)料 ・住所・交通アクセス

■拝観時間………9時〜17時 ※受付は16時30分まで
■拝観料…………500円
■住所……………京都府京都市左京区一乗寺門口町27番
■交通アクセス… JR京都駅から市バス5系統で41分、「一乗寺下り松町」下車、徒歩10分。または叡山電鉄「一乗寺駅」から徒歩10分。

 

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京都観光にはホテルや旅館に宿泊して、じっくり見て廻るのも素敵ですね。
ホテルや旅館でおいしい料理を贅沢に味わう。さらに思い出深い京都になると思います。
では京都観光をお楽しみください。